スタイリングのヒント♪思いを伝えるということ その2

カフェに行ったとき
注文したフレンチトーストがテーブルに運ばれてきました。

さて、どう撮りますか?


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こちらは旧軽井沢にある人気カフェ"涼の音”の数量限定のフレンチトースト。
軽井沢一美しいフレンチトーストといわれています。

カラフルな色合いは
まさにインスタ映えしますよね。
どんなフルーツが乗っているか
どんな形をしているかをはっきりさせるために
真上から撮影してみました。

スマートフォンは
被写体に対して平行に撮影することを
得意としているため
スマートフォンの普及により
"俯瞰"という真上から撮影することが
特別な事ではなくなりました。
5年くらい前までは、
日本ではあまり撮影されることのなかったアングルです。
たしかに全部にピントがあっているので
内容がよくわかるという利点があります。
パンを三角に切って重ねていることや
粉砂糖がどんな風に振られているのかも
よくわかりますね。

これはこれで
フレンチトーストの内容が伝わる写真で
良いかな。と私は思います。





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全く同じフレンチトースト。
もちろん同じ日です。
今度は真横から撮影してみました。

するとどうでしょう。
一枚目の写真とは違い
このフレンチトーストがとても立体的である事がわかります。
フルーツの正確な並べ方はわからないけど
色々な種類がある事や
粉砂糖が振られている事もわかります。

そしてポイントその1は
キウイフルーツの表面がキラリとしている事。
主役が光を受けているのが、わかりやすくなります。

ポイントその2は、背景が入った事です。
このカフェは、ちょっと薄暗いのが特徴的。
その暗さがしっとりとしていて
居心地の良さを引き立ています。
茶色の机の面積や
わざとぼかしているけど
背景に何かがあるという
お部屋感がでてきているので
フレンチトーストだけの画像よりも
ストーリーが生まれます。
カップをチラ見せしたのは
こちらのカフェではきちんとした
カップでお茶がいただけるという事も
伝えています。
ちなみにこれはウェッジウッドでした。

お皿の内容をきちん伝えたいと思ったら一枚目のように。
主役はあくまでもお皿だけれど
お店の雰囲気なども伝えたいと思ったとしたら
2枚目のように。
自分がどう伝えたいかによって
アングルを考えることは
自分の思いを写真に乗せていくうえで
とても重要である
ということになるということが
わかります。


思いつきでただカメラやスマートフォンで撮影するのではなく
どんな風に伝えたいかを考えて
撮影するようにしていくように
私は心がけています。

さて次は
違う意味での”思いを伝える”についてです。

今回も、何か皆様のヒントになることがあれば
嬉しいです。



今回例にあげたフレンチトーストがいただける”涼の音”についての記事は
こちらです。






※”スタイリングのヒント”については
私が実際に経験して感じたことを記載しています。
いわゆる写真教本やお教室などで”良し”とされていることと
違うこともあるかもしれません。
あくまで個人の感想や考えとしてご了承ください。

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by chee-mama | 2018-04-12 18:16 | テーブルフォト | Trackback | Comments(0)

テーブルフォトと軽井沢のこと。写真から素敵なストーリーが伝わりますように・・・


by chee-mama